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高校生の英語

Give a good lead, then back it up with details.  現在大学受験に向けて英語の勉強に励んでいる高校生の皆さん、英語をもう一度学び直したい社会人の方、英語で「話す」「書く」「読む」「聞く」力を習得するときに必ず役に立ってくれる魔法の言葉です。って大袈裟ですみません。

 

高校で習う英語も、少しずつですが「英語で話すために読む」、「英語で書くために読む」、に変わっていくと思っています。母語でない英語を学ぶ上で英語の文法力は大事です。でもでも、その文法力も「英語で話すため、書くため」ということを主眼に学んでいただきたいのです。キリ。

 

ここでもう一度、「英語で話す、英語で書く」ために中学生、高校生、そしてもちろん社会人の方にも、これだけは伝えておきたいっ。それは、"Give a good lead, then back it up with details."の大切さです。

 

英語ではまず、まず結論を言う(書く)。そしてその後に必ず、必ず理由・根拠を言う(書く)!なぜその結論に至ったのか理由を最低一つは述べる。できれば頑張って理由を2つ。さらに頑張ってその理由の具体例を挙げる。「な~んだ簡単でー」って思っているあなたっ。これが私たち日本人には案外難しいのです。

 

英語圏の方のインタビューなどを見てると、"~because・・・"の連続です。結論をまず述べて、こちらが頼みもしないのに(失礼)理由はね、理由はね、例えばね、例えばね、って言うんですよね。

 

私たち日本人が英語を話すと"~, so ・・・"が圧倒的に多いんですよね。結論を最後に持ってくる思考回路で話したり書いたりしますので。もっと言うと、「結論を言わない、書かない」こともよくあるのが私たちの母語である日本語。

 

日本語で日本人同士で会話する場合は何の問題もないですよね。でも英語で日本人でない方と意思疎通をはかるとき、これではせっかく文法的に正しい英語を話したり書いたりしても相手に通じないってことが起きるのは当然かなって思うわけです。はい。

 

「まず結論を述べて、それからその理由・根拠を言う」って思考回路をオンにして、英語で話したり書いたりする。あっ、もちろん、英語を読んだり聞いたりするときも同じ思考回路で。

 

Give a good lead, then back it up with details.

 

それでは!

 

 

 

2020年02月15日

中学生の英語

今回は「中学生の英語」についてお話をさせていただければと思います。実用英語の基礎は中学英語の完全習得にあり!ぜひ中学で習う英語を大事にしっかりと学んでください。

 

今年度より文部科学省は「話す力」をより重視する方針で、中学校の英語は、「社会的な範囲に話題を広げ、自分の考えや気持ちを伝え合えるようにする。新たに基本的な感嘆文や仮定法も教え、指導する英単語数も増やす。」となっています。

 

自分の考えや気持ちを伝え合えるようにする。すごくいいことだと思います。時間はかかると思いますし、なかなかうまくいかないことが多いと思いますが、中学生の皆さん、「長い目で根気強く」頑張ってくださいね。

 

ところで、「社会的な範囲に話題を広げ、自分の考えや気持ちを伝え合えるようにする。」という目標のために、感嘆文ってのはなるほどって感じだと思うのですが、ここでなんで仮定法が登場しているの?って不思議に思った方もいらっしゃると思います。今は高校の文法で習う仮定法。なんで中学でって思うかもしれません。でも実は、「自分の考えや気持ちを伝え合えるようにする」には仮定法は避けて通れないのです。

 

皆さん仮定法って何だと思いますか?「もし~だったら」が仮定法ではないんですっ。キリ。仮定法は話者の気持ちを相手に丁寧に伝えるために使う動詞なのです。自分の喜怒哀楽をガツンとぶつけるのではなく、喜んでいるんですよー、怒っているんですよー、悲しんでいるんですよー、ってことをやんわりと聞き手に伝えるための動詞なのです。

 

英語で仮定法は、subjunctiveまたはsubjunctive moodて言うんだけど、ぜひ辞書で意味を調べてみてください。あっ、英和辞典じゃないですよ、英英辞典ですよ。

 

実は、仮定法はすでに中学英語に出てきます。例えば "Would you like to come with us?" "Could you help me? "どうです。この表現、習ってますよね。実はこの表現のlike、helpという動詞が仮定法なのです。皆さんは、"Do you want to come with us?"より"Would you like to come with us?" のほうが、"Can you help me? より"Could you help me?" のほうが丁寧なんですよって習わなかったでしょうか?なぜ丁寧になるかというと、そこに使われている動詞が仮定法だからなのです。キリ。

 

あ~なるほど、だからだって思っていただけたと思います。なぜ中学校で仮定法を学ばせようとしているのか。それはまさしく「自分の考えや気持ちを伝え合えるようにする」ためなのです!と私は思っています。間違っていたらすみません。

 

英語圏の方の会話には仮定法があちこちに出てきます。仮定法抜きでは会話が成り立たないんじゃないかと思うぐらいです。だって、丁寧語なんですから、仮定法は。

 

大学入試二次試験①でお話しした、"How is it? "に対する"Could'nt be better." の発話には、発話者のその時置かれた状況に応じて、うれしくてたまらない感情、不安でいっぱいの感情、怒り心頭の感情などが、beという仮定法に込められているのです。その感情をやんわりーと相手に伝えている感じがなんとなくわかっていただけましたでしょうか?

 

仮定法を使いこなせるようになるのは、日本で英語を学ぶ私たちにとってはなかなか大変ですが、でも、でもでも、中学生から少しずつ仮定法を使っていけるように努力していくことは、「社会的な範囲に話題を広げ、自分の考えや気持ちを伝え合えるようにする。」という大きな目標達成のためには、とてもいいことだと思うのです。はい。ただし、「長い目で根気強く」ですよー。

 

中学英語は実用英語力の土台。中学英語に重要な要素がたくさん詰まっています。実用に耐えうる英語力を習得するためにも中学生で習う英語をぜひ大切にしてくださいね。

 

 

それでは!

 

2020年02月15日

小学生の英語

今年度より小学生5・6学年で教科として実施されます。

 

小学校は、3、4年から外国語活動を始める予定で、それだけ文部科学省は、英語の「聞く・話す」力を養成する重要性をひしひしと感じているのだろうと思います。

 

外国語を学び始める時期については、本当に賛否両論あるというのはご存知だと思います。私個人の意見としては「小学校から始めることには大賛成。でも長い目で根気強く見てね」です。私が英語学校をしているからっていう営業トークではありませんよw。よく、母国語としての日本語をしっかり身に付けてから英語を始めればよい、なんて意見を聞きますが、ちょいちょいちょい、その根拠は?って思います、です、すみません。

 

私の知る限り、小学校から英会話学校などに行かれている方は、そうでない方よりも明らかにリスニング力がよく、英語を学ぶことに抵抗が少ないように思います。逆に、英語を小学校から学んだために、英語を学んでいない同級生の子たちよりも日本語ができなくなった、なんて話は聞いたことがありません。

 

前述の意見を肯定的に考えると、現行の大学入試が、センター試験は英語を読む力、文法力を試す試験であり、二次試験は英文和訳を中心とした、英語というフィルターを通して英語力というより、受験生の思考力を日本語で試す試験になっているからかなーって思います。一番大事な大学受験で、英語で話す能力が問われないのだから、真剣に取り組む動機も持てないわけです。一部の方を除いては。


この大学受験の英語も大きく変わるのが2020年ですが、それはまた次の機会にお話しいたします。

 

何年も前に、あるテレビ番組で東京の大手予備校の有名な英語講師の方が、自分の子供には英語圏出身の家庭教師から英語を教えてもらっているのを見て、ありゃ、やっぱりねって思ったことがあります。日本で英語を教えている方は、その方の立場がどうであれ、おそらく全員が日本の英語教育は変わる必要があると心の中では思っているんだと思います。

 

世界には、英語圏の統治下にあったもしくは現在ある国々で、母語と英語の両方が教育プログラムの中に組み込まれているところがたくさんあります。もちろん英語が話せないと生活ができない国々と日本を同じように比較することはできませんが、発音の差こそあれ、その国の方々が英語で難なくコミュニケーションを取っているのを見ると、日本の英語教育ももう少し変われないかなぁと思うのです。

 

ただ、日本の場合は「小学校から英語」にあまり多くを期待しないこと。これ案外重要です。よく、日常会話ぐらいは、って言われますが、インターナショナルスクール、父親、もしくは母親が英語圏の方、など特別な環境にいない私たちにとって、英語での日常会話ができるようになるってことは簡単ではないのです。

 

もう一度言わせてください。日常会話ができるようになるにはそれはそれは膨大な時間と努力が必要なんです、です。小学生から英語を学ぶことには大賛成!でも、多くを期待しちゃ、、、、です。

(もしよろしければこちらを参照してみてください。)

 

それでも、それでもです。小さいお子様がいらっしゃる皆さま、子供が英語に興味をもちましたらぜひ、お近くの英会話教室に連れて行ってあげてください。

 

英語と日本語はリズムが違うってことが、小学生には理屈ではなく五感で感じられると思います。そしてこれこそが、小学校から英語を学ばせる大きな理由である、と思います。

 

 

それでは!

2020年02月15日

When the going gets tough

When the going gets tough, the tough get going. これ、語呂がいいでしょう。英検一次試験に挑戦される方、そして高校受験、大学受験を控えている方にぜひ送りたい言葉です。

 

語学というのは、他の分野も当然そうだと思いますが、なかなか目に見えて伸びてるなーと実感が持てないですよね。英検の準1級以上ともなると一回での合格は難しいですし、TOEICも700点あたりから点数が伸び悩みます。

 

希望大学の求める点数ギリギリもしくは少し下回ってる場合もあると思います。高校受験に向けての基礎学が終わって希望高校受験に必要な点数がぁぁぁ、っていう中学生も。実力が発揮できなくてもうあかんなんて思ってるかも。。。

 

これから大事な試験を控えている方全員にこのsayingをぜひ送りたい。いや贈らせてください!日本語で言うと、「厳しい状況にある時、揺るぎない心を持った人は成功のためにさらに努力をする。」なんか長いなー。英文のようにもっとビシッと短く日本語で伝えられたらなあと思うのですが、、、映画の字幕なら翻訳者はどんな訳をつけるだろう。

 

「困難な時こそ勇気をもって!」 いまいちやなw

 

受験生の皆様へ。When the going gets tough, the tough get going. Go for it!

 

 

2020年02月15日

大学入試二次試験①

大学入試の二次試験で配点が高いのは英文和訳。(少なくとも今のところは、、)すなわち辞書なしでどれだけ自然な日本語に翻訳できるかがポイントですよね。


英語のような日本語(anglicized Japanese)にならないように注意するのは当然ですが、長文の中に出てくる下線部和訳は以前お話しした「森」を見ることが重要になります。


例えば、"How is it?" " Couldn't be better."というやり取りで「どう、調子は。」にどんな気持ちで答えているのがわかるかどうか。もちろん英会話に慣れている人や、be が仮定法だとわかる人はピンとくるでしょうが、たいていの受験生はそうはいかないですよね。しかも受験英語の下線部和訳ははるかに長く難しい単語が使われています。


そこでポイントは、前後の流れ、特にその前までの流れが掴めているか、そして英語の論理的展開が分かるかにかかってきます。(英語の論理展開の話はとても重要であれこれお伝えしたいのですが、ここではひとまず置いておきます。)とりあえず、そこまでの話の展開から肯定の流れ、否定の流れをつかみその流れで後の展開を見ていく。つじつまが合わなければ解釈がおかしいことになります。これが「森」を見ているっていうことかな。


先ほどの会話のやり取りも、"How is it?"と聞かれる前の状況が把握できていて、"Couldn't be better."と答えた後の感情が読み取れれば、たとえその表現を聞いたことがなくても、「もっといいことはできなかった。」みたいなチンプンカンプンな和訳を書くことのほうが難しいですよね。


でも実際、多くの受験生は、あれっと思いながら、習った文法に当てはめようとして訳してしまっています。もしくはあれっとも思わないで自分の知っている単語の意味を頼りに訳している場合が多いですね。失礼を承知で言わせてもらいます。生半可な文法知識は怪我のもとですよー。もちのろんで、文法知識は重要です。基本的な文法を高校1年までに習得することは必須ですが、英文法には例外がたくさんあるっていうのは文法書を読めばわかりますよね。あちこちに「原則は」とか「普通は」って言葉が出てきます。


普段の英語学習の時に、あれっと思うところや難しいなあと思うことは遠慮なく学校や塾の先生にどんどん聞いちゃってください。そらもう喜んで教えていただけます!何ならそういう質問を待っていますからw

 

でも二次試験本番では、「森」を見ながら下線部和訳をする!これを忘れずに頑張ってくださいね。他にも伝えたいことはたくさんあるのですが。。。あー、仮定法っていうのは英語の動詞の丁寧語なんですよー、って話はまた今度の機会に。接続詞andも気をつけてもらいたいなー、ってことも。

それでは!

2020年02月15日
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