留学生の声

米国の高校に留学中の元受講生Yさんが休みで一時帰国し尋ねてきてくれました! 

Yさんの体験談は留学検討中の方、日本国内で英会話に励んでいる方にも非常に有益な話ですので是非ご覧ください。


Yさんは徳島の中学校を卒業後、目標を持って米国の高校に1年前留学しました。

久しぶりに会ったYさんは開口一番、「先生、英語って1年ぐらいではぺらぺらにならないんですね」でした。それを聞いて私は、Yさんはしっかりと順調に成長されているなと思いました。

Yさんはほとんど周りに日本人がいない環境で、高校の授業に出席し、日常的に英語を話し、聴き、読み、書いている状況でこの1年を過ごしてきたのです。私の経験では、聴く、話す力に関しては、高校生の1年間の留学は大学生の2年間の留学に相当すると思っています。Yさんの英語力は相当向上しているのは間違いありません。

なのにこの発言!よく、何ヶ月で日常英会話ができるようになりますか?という質問を受けますが、日本国内で英語・英会話の練習をしている方は、ぜひYさんの言葉をしっかりと受けとめていただきたいと思います。

中学2年生当時にすでに英検2級に合格しており、米国では1日少なくても8時間毎日英語に触れて、しかもその英語は、何の容赦もないまさに生の英語であり、それで365日間もまれてきたYさんの感想が、「1年程度では思うように自分のいいたいことがうまく伝わらないことがよくある。」なのです。

また、Yさんはこんなことも話してくれました。Yさんは何事にも前向きで、明るい方なのですが、米国にいって数ヵ月後、誰にも会いたくない、会えないときが数週間続いたそうです。周りの同級生の言っていることがわからない、言いたいことがまったく言えない。当然悩みを話せることができない。まさに壁です。Yさんの人生の中でもかなり大きな壁だったと思います。ずっと寮の部屋に閉じこもり、誰にも会わなくしていたそうです。

これから留学を考えている方も、ざひYさんの体験談に耳を傾けていただきたいと思います。大なり小なりみなこのような壁に当たります。その時にできることは3つ。1、日本に帰る。2、他の日本人だけと一緒に過ごす。3、どんどん恥をかきながら現地の人や他国からの留学生と一緒に過ごそうと気持ちを切り替える。

Yさんは3を選択し、実行していったのです。残念ながら、2を選択してしまう留学生が多いのが現状です。皆さんにはぜひYさんのように3を選択していただきたいと思っています!

とにかく、Yさんの瞳は以前にもまして輝いていました。この1年はYさんにとってとても意義のある1年だったことでしょう。そしてこれからも米国でいろいろな壁に出会うと思いますが、頑張って乗り越えていくな、と思わせてくれる輝きでした。